税務調査と聞くとドキッとする方が多いのではないでしょうか。税務調査といっても映画「マルサの女」にみられるような国税局査察部による強制調査はまれで、ほとんどが納税者の承諾と協力の下で行われる任意調査です。調査を受ける納税者は、毅然とした態度で臨むことが大切です。
税務調査を受けるに当たっての心構え
(税経新人会全国協議会 税務調査10ケ条より)
- 突然、税務職員が来ても対応できません。突然の調査は断りましょう。
- 税務署からの電話には、あわてずに用件と氏名を聞き、すぐに税理士に連絡しましょう。
- 税務調査は任意調査です。納税者の明らかな承諾が必要です。
- 主張すべきことは主張し、即答できないことはよく調べてから答えましょう。
- 金庫・机の引き出し・パソコン等を勝手に調べることはできません。
- 伝票、帳簿などはもちろんパソコンのデータやメモ用紙一枚でも承諾なしに持ち帰ることはできません。コピーも同様です。
- 税務職員は全体の奉仕者です。非常識な言動はたしなめましょう。
- 呼び出し、お尋ね文書には法律上の強制力はありません。
- 取引先や銀行などへの承諾のない反面調査は守秘義務に違反する上に営業妨害です。すぐに抗議しましょう。
- 修正申告の勧奨は強制ではありません。
私たちは、納税者の立場に立って納税者の権利が守られるような調査立会を行っています。