ふるさと納税の制度ができたそうですが、どのような制度ですか?

更新日: 2008/08/01

個人住民税に関して、ふるさと(都道府県や市町村)などに寄付した場合、税額控除が大幅に引き上げられました。

例えば、給与収入が700万円で妻と子供2人を扶養しているサラリーマンが、ふるさとへ3万円寄付した場合、所得税と住民税で2万5千円の税額が控除されます。改正前ですと所得税5千円でしたので大幅に引き上げられることになります。ただし、寄付金の総額が5千円を超える場合が対象となります。

どこをふるさととするかは納税者の自由な選択とされています。「ふるさと」の明確な基準はないようです。奈良県では県外在住者が寄付した場合は大和茶、5万円以上の場合は黒米カレーセットなどがもらえるそうです。山口県萩市は1万円以上を市外在住者が寄付した場合、夏みかんや萩焼きなどから1品を贈ることにしているようです。

寄付をしたい人はネットで当該市町村へアクセスすれば、下記のような「寄付申出書」がダウンロードできます。申込み次第、納付書を郵送してくれます。

「ふるさと納税」は個人が対象で法人の場合は一般寄付金と扱われますのでメリットはないようです。

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