iDeCo(個人型確定拠出金)

更新日: 2018/09/21

①iDeCoとは?

iDeCoは老後に向けた個人の継続的な自助努力を支援するために、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金制度です。

 

②加入資格

加入区分 加入対象となる方 加入できない方
国民年金の
第1号被保険者
日本国内に居住している
20歳以上60歳未満の自営業者、   フリーランス、学生など
◆農業者年金の被保険者
◆国民年金の保険料納付を免除(一部免除を含む)されている方(ただし、障害基礎年金を受給されている方等は加入できます)
国民年金の
第2号被保険者
60歳未満の厚生年金の被保険者
(サラリーマン、公務員)の方
◆お勤めの企業で、企業型確定拠出年金に加入している方(ただし、企業型確定拠出年金規約で個人型加入を認めている場合は加入できます)
国民年金の
第3号被保険者
20歳以上60歳未満の厚生年金に加入している方の被扶養配偶者

 

③掛金設定

月額5,000円以上68,000円以下の範囲でそれぞれ1,000円単位で決定できます。

ただし加入区分に応じて拠出できる掛金の上限が異なります。

加入区分 上限額
(第1号被保険者)
自営業者
月額68,000円(年額816,000円)
(国民年金基金または国民年金付加保険料との合算枠)
第2号被保険者 会社に企業年金がない会社員 月額23,000円(年額276,000円)
企業型DCに加入している会社員 月額20,000円(年額240,000円)
DBと企業型DCに加入している会社員 月額12,000円(年額144,000円)
DBのみに加入している会社員
公務員等
(第3号被保険者)
専業主婦(夫)
月額23,000円(年額276,000円)

※DC:確定拠出年金  DB:確定給付企業年金、厚生年金基金

 

④受取方法

iDeCoの年金資産は、老齢給付金として原則60歳から受け取ることができます。

受取方法は(1)一時金として一括で受け取る(2)年金として受け取る(3)一時金と年金を組み合わせて受け取るのいずれかです。

 

⑤税制優遇

●掛金は全額所得控除できます。

●運用益は非課税で再投資できます。

●受取時「公的年金控除」もしくは「退職所得控除」が受けられます。

 

運用商品の中には元本が確保されないものもありますのでご注意ください。

必要な手続きや届出書類に関しては国民年金基金連合会のiDeCo公式サイトをご確認ください。